「儲かる銘柄の話は一切ありませんのでご注意ください。」
今回は四方山スタイルで書いていきます。
株式投資における有益な情報はありません。
(もともと有益な情報なんてないよ。。。)
4月の飲食店経営が出たので
その中からピックアップして話をしていきたいと思う。
まとまり等は無視して書きたいように書いて行く。
今回は長くなりそうなので何回かに分けてやっていこうと思う。
興味を持った方はぜひ購読してみてね。
今月の表紙
今月の表紙は「株式会社福しん」の高橋社長だ。
株式会社福しんは都内を中心にラーメン、定食チェーン「福しん」を運営している。
(私は関西住みなので知らんかった。)
インタビュー記事では主にコロナ禍での店舗運営やDX推進について語られていた。
高橋社長は飲食の現場を知りながら、
元エンジニアとしての経歴を相まってDX推進が非常にうまい印象だ。
一方的にDX化を進めるのではなく現場がいかに楽になるか
バランスを取りながら進められている。
部分的に導入してメリットだけを高める工夫は勉強になった。
日報も現場では紙面でFAX送信で本部では自動でPDF化でメール共有とか。
(現場では結局紙の方が早い事が多いよね)
ここで色々と細かく書いていくと長くなりそうなので、
本題として個人的に参考になった部分をピックしていこうと思う。
今回個人的に参考になったのはこれだ!!
①コロナ禍でもお弁当販売はあえてしなかった
②コロナ禍以前、ちょい飲み需要をあえて取り込まなかった。
③販売チャネルの多さ
①コロナ禍でもお弁当販売をあえてしなかった
私は「何をするか」よりも「何をしないか」を重要視している。
なので「あえてしなかった」所は特に目にとまった。
高橋社長はあえて弁当販売しなかった理由としては、
- コロナ禍が収束しても継続してやっていける事しかやらないと決めていた
- お弁当は自社の商品価値を減らし、尚且つ、コンビニやスーパーと競合するから
というのが大きな理由だ。
特に2つ目の理由は大きいと思う。
コロナ禍で周りの飲食店でお弁当販売する所がほとんどだったが、
くろすけの店でも“お弁当販売“には手を出さなかった。
もちろんテイクアウトに関しては取り組んだがお弁当となると別物だ。
飲食店がその場の勢いでお弁当販売に手を出しても利益を出す事は難しい。
(まとまった数の注文を頂いてその分だけ作って販売するのはアリだと思うが、、)
一時の売上の欲しさに流されず、有事の時にも冷静に判断されている。
②コロナ禍以前、ちょい呑み需要を取り込まなかった
この辺りは個人的に特に学びが大きかった。
理由としてはビールで勝負しても他の店との差別化にはならないからだ。
ビールの銘柄を変えたとて、消費者はそんなに気にしない。
それならば食事による差別化に集中した方が良い。
差別化こそが商売の基本であり利益の源泉だからだ。
さらにちょい呑みニーズを断ち切ったが故に、より食事で勝負できる郊外、
ロードサイドへの出店(車での来店が前提)も視野に入っている。
決断したからこその道が開けたのだ。
個人的にも店でアルコールを手広く提供しているが、
今後は縮小し食事メインに切り替えていこうと模索しているので興味深かった。
③販売チャネルの多さ
コロナ禍も相まって飲食店は販売チャネルの多様さも重要になってきている。
その点「福しん」は販売チャネルはイートイン、テイクアウト、デリバリー、冷凍自動販売機、ネットショップと幅が広い。
私が以前から熱を入れて紹介している「ど冷えもん」も世界で初めて設置されてから翌月には同社も導入されている。
判断がものすごく早い。
ど冷えもんは家賃の半分くらいは稼げるポテンシャルを持っているらしく、
さらに導入数を増やす予定との事だ。
「福しん」はど冷えもんを重要視されており、
都内の路面店などでは建物が道路一杯まで出ている事が多く設置できないが、
改装時には客席を潰してまで設置スペースを確保するほどだ。
そりゃネットショップでやってる商品を自販機に入れて販売するだけで
家賃の半分稼げるなら絶対やるべきだ。
最後に
飲食の経営者にも色んなタイプがいて面白い。
結局高橋社長のような方が飲食のDX化のお手本になっていくのだろう。
今後も「福しん」の動向には注目していこう。
と、ここまで自由に書いてきたが長くなるので一旦ここで切って次回に持ち越そうと思う。
それではまた!!
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